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【No.1】末広がりのいい会社をつくる :塚越寛【読書ログ】

 

どうも、てっしゅうです。

B LIFE STUDIOでのんびり過ごしています。

読書ログです。

Tesshu

 

 

【No.1】末広がりのいい会社をつくる :塚越寛【読書ログ】

 

最近は、スタジオ運営が少しずつ安定してきたので、読書する時間を確保しています。

 

経営の勉強をしていこうと考えていて、色々な経営者の自伝などを読むことが多いです。

 

経営することって、すごく奥が深い分野です。

 

アメリカでは、株主優先な経営が主流ですが、日本で会社を経営するとなると考え方が大きく異なると感じています。

 

この本でまとめられていた経営方法は、和をもった経営方法です。

 

労働者もよい、経営者もよい、投資家もよいという経営スタイルを実証するために必要な思考方法などがまとめられています。

 

大学生だった頃に経済の仕組みを学んで、アメリカの株主至上主義は資本主義のルールに則った合理的な考え方だと思い、自分もそのスタンスで行動していました。

 

支出を抑えて、稼げる金額を増やして、ETF投資やIndex投資することで、楽をして生きようとする考え方ですw

 

INDEX投資とETFの違いとは

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経済学者のトマピケティーが提唱している、R(資本からの収益)> g (労働からの収益)を知って、何も考えずに労働しててもアホらしいと考えていました。

 

いち早くRの住人になろうとしてました。

 

自分だけ良ければオッケー主義だったということです。

 

プログラミング、マーケティング、デザインなど、お金が稼ぎやすい分野に自分が精通しているのは、上のような背景があります。

 

株主至上主義は、末広がりではない(いずれ行き詰まる)

 

実際に肌で感じていることなのですが、株主至上主義は行き詰まります。

 

株主だけ良くなっていても、大きな視点で社会を見たときに大きな格差がある状態では、治安などが悪くなるからです。

 

金融資産が増えても、社会的なコストが多くかかるために結局は豊かになれないです。

 

アメリカに滞在したときに格差社会の問題は深刻だなと感じたことを思い出します。

 

アメリカは住むエリアによって、家賃が値段が大きく異なるのですが、安いところだと命が危ないイメージです。

 

日本は、家賃が安くても身の危険を感じるところは少ないです。

 

それは、教育が行き届いていた点や日本の民度の高さを象徴しているのではないかと考えています。

 

経営者などの仕組みを作れる人が作った社会が、自己資産の拡張以外に社会性をしっかり見極めていたことが分かります。

 

日本は、アメリカの真似が好きなので、どんどんアメリカっぽくなるのかなと危惧しています。

 

国内でも格差が広がるといいうことです。

 

末広がりのいい会社をつくるからの学び

 

この本を読んで、印象に残った点をまとめていきます。

 

大きく分けると以下の4点です。

 

・会社は教育機関であるべし

・年輪経営

・利益の使い道

・四方よし

 

1つずつまとめていきます。

 

会社は教育機関であるべし

 

個が強調される時代ですが、何か大きなビジョンがあるプロジェクトを行うときは、1人でできることに限りがあります。

 

経営の理念や戦略が、会社全体に共有されていることが大きなパワーを発揮する際に必要なことになります。

 

経営者やそのプロジェクトのリーダーは、伝え上手になる必要があります。

 

難しい言葉や横文字を使うよりも理解できるように、人生経験などから導かれた結論を自分の言葉で語ることが必要だということです。

 

経験が少ない状態だと、何も話すこともないので、若い時から行動して失敗をどんどんしていくべきだと考えました。

 

B Life Studioでは、どんどん変わっていく世界情勢の中で、必要なことを洗練された状態で共有できる環境づくりに取り組みたいです。

 

 

年輪経営

 

年輪経営のスタイルは、とても良いなと考えました。

 

樹木の年輪を例に当てはめて、説明されている経営方法です。

 

シンプルにまとめると、他社よりも成長しようとするのではなく、絶えず成長し続けることを第一として経営していく考え方です。

 

何かの後押しで、会社が急成長するときは、経営者はとても楽です。

 

しかし、経営環境の良し悪し関係なく成長する方がとても大変です。

 

株式のバリューだけに捉われない経営の指針的なものが必要そうです。

 

株式の価値は結局人が決めるものなので、上場している会社は大いに関係ある話だけど、オーナー会社の場合はあまり関係ない話なんだなと感じています。

 

短期的な利益を求めてくる人(ステークホールダー)がいない場合は、ゆっくり成長してても大丈夫だということを学びました。

 

利益の使い道

 

先ほども述べた通り、現代社会は、株主至上主義です。

 

会社が生み出した利益は、株主のものが定説になっています。

 

お金を儲けた先に何をするのかが大切だということです。

 

会社が生み出した利益を自分の利益しか考えていない株主に渡している状態だと、その会社で働いていた人や会社の地域は良くなりません。

 

会社の利益の使い道は、この本でも書かれている通り、会社が永続できる仕組みづくりや研究開発費に投じるべきという考え方に共感しました。

 

実際にスタジオでも、収益の一部をダンスを頑張っている生徒さんや携わってくださった方に還元できる仕組みを小さいながら、構築しているところです。

 

また、より良い環境作りにも、お金を使うようにしています。

 

考え方を深くしていくと、自分だけ良ければ良いという思考が最近は消えつつあります。

 

ちゃんとした人と資本をシェアすれば、多くの人が豊かになれると感じる面が多いからです。

 

四方よし

 

近江商人が、三方よしという考え方で、商売していたそうです。

 

売り手、買い手、世間が良しとする商売が良いとされていましたが、もう1つ視点が必要と書いてありました。

 

それは、時間の軸です。

 

未来的にその判断が正しかったのか、言えるのかを考えて決断するということです。

 

さらに、二宮尊徳さんの言葉を借りると「遠きをはかるものは富、近くをはかるものは貧す」ということを経営指針に取り入れているそうです。

 

確かに、今だけ、金だけ、自分だけの人が多いのかなと感じることが多いです。

 

その場だけ良くても、長期的に見たときに様々な面で困っている場面を見ることがありました。

 

一言で言うと、めんどくさいこことを率先して行うことが大切だということです。

 

B LIFE STUDIOの運営方針は日本よりになりそう

 

運営しているB LIFE STUDIOは、日本よりの経営スタイルでやっていこうかなと考えています。

 

ストリートダンスは、アメリカ発祥のものがたくさんあります。

 

アメリカ発祥のダンスカルチャーは、アメリカっぽい、ヒロイズムの傾向が強いです。

 

しかし、1部の才能のある人だけ良くなる世界観だと、全体はよくなれないです。

 

末広がりという面では、アメリカよりも日本文化の方が進んでいます。

 

今後の社会情勢などを踏まえると、必然的に日本的な経営スタイルが良さそうです。

 

【No.1】末広がりのいい会社をつくる :塚越寛【読書ログ】

 

今回は、末広がりのいい会社をつくるについてまとめました。

 

読書ログも、更新していきたいです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

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